[修理]
2023年07月07日
【動画】無垢板ダイニングテーブル修理&オイル塗装メンテナンス
無垢板テーブルオイル仕上げオイル仕上げの家具でよく言われるのは基本乾拭きで水に弱い。その通りだと思います。
そもそもなんでということなんですが、木は切った時に含水率が50〜150%ぐらいあるようで、それから水分量均一にしたり殺虫のためするため海に近い川に浮かべたりして、丸太スライス。自然乾燥で全体20%ぐらいにしてうちだと機械乾燥で5〜9%位にしてテーブル加工はじめます。というわけで人工大理石やステンレスと違い最初から水分が入る余地があるわけなんですね。なので湿気や気温で含水率が変わり、反ったり割れたりすると。それを防ぐために湿気が入りにくいセラウッドとかウレタン塗装に強度持たせたものを使用しているのですが、オイル仕上げやソープフィニッシュでも湿気は通します。呼吸という人もいますが、どちらにしろオイルでは完全には防げません。そんな理由で無垢板のオイル仕上げが乾拭き推奨と言われたのは水拭きをすることでオイル不足が起こるのと水分がしみこむことで起こる含水率変化で反りと割れが出るので、そのリスクを下げるため乾拭きにする。ということになります。かなりざっくりですが。
それをふまえてメンテナンス方法なのですが、テーブルなわけで使ったら水拭きしたいですよね。水拭きしていいんじゃないですかね。食品の油染みは残るので食事後はアルコール除菌とかで拭きましょう。あとはランチョンマットとか敷いてもいいですね。水拭きしてカサカサが気になったらオイルを塗る。オイルはアマゾンとかで蜜蝋とかワトコオイルとかで充分です。エゴマやアマニの乾性油なら天然油でも平気です。うちで納めたものなら割れ防止で反り止め入れてますが、それでも反ったら家具屋呼んで削り、割れてきたら契(チギリ)入れましょう。無垢板でたまにみる黒いリボンみたいな形のものですね。割れてないうちから入れる人もいますが。割れの悪化防止です。
オイル仕上げで無垢テーブルを買われる方は、買った当時の状態の維持する為じゃなくて変化して愛着が出るのを楽しんでいる方も多いですよ。古民家みたいなものですかね。愛着はいい思い出に紐づくので気にせずガンガン使って、ボコボコにしてもし真っ二つに割れたらベンチにして新しいテーブルまた買いましょう。全然メンテナンスの話じゃなかったですね。