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[特注家具 東京]

2025年01月16日

化粧板オーダー本棚&背板なし本棚について

かなり遅くなりましたがあけましておめでとうございます。

特注家具
本棚 主要材化粧板
化粧板の本棚ですね。リフォームも込みでしたが今回は本棚部分の解説です。天井までの高さの本棚で8枚棚板の9段で上から4枚目の棚板は固定して他7枚は可動棚になっています。材料は木目の化粧板で背板は無しで製作しています。

以上解説でした。

今回は特注本棚の話になるとよく出てくる背板無し 全て可動棚で 本棚を作るという話です。

まず背板を無しで製作するとどうなるのかということの一般的な話なのですが本の重さで本棚の縦の板は外に膨らもうとします。つまり高さ240センチで幅90センチの本棚の場合上下は90センチのままなのですが高さ中央あたりの120センチぐらいのところは幅が92センチぐらいになってもおかしくないです。そうなると重さで棚ダボが外れて棚板が落ちてしまいます。これは縦の板の厚みが4センチぐらいあっても安価な既製品だと膨らむものは多いですね。

また背板が無いので本棚と壁を固定する方法が少なくなり耐震能力が落ちますしっかり固定できないようになってしまう、金具が目立つようになってしまうなどが起こりやすいです。見えないようにもできますが少し工事が必要になるかと思います。

また背板が無いので極端な話ですが本棚の形が長方形から平行四辺形のような形になります。歪むと扉が狂いやすくなります

次に棚板が全て可動だとどうなるかなのですが、これは入る重さ次第でけっこういける場合もあります。だだ背板がある本棚であっても奥行が深い場合は外に膨れようとして本棚の手前一部の棚ダボが外れることがあります。

なので一般的には本棚は背板があって一部固定棚になっていることが多いということですね。



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