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[特注家具 東京]

2024年08月01日

化粧板オーダー引き戸&引戸金物


今回は引き戸の上吊金物のストッパーについて。なんかマニアックっぽいですが、契約済みの物件で家具に自動ドアつくものがあるので少し興味ある話題なのです。これは難しい…とはいえ今回は一般的な吊引戸の話をして少し対策を練りつつ落ち着こうかなと思ってます。

引戸の金物にはストッパーがついています。昔もついていたのですが一番最後の部分に少しバネがついていてそこに引っかかるタイプでした。昔のものは開け閉めが少し固くて不便でした。今は良くなっていてだいたいの場合はソフトクローズというゆっくり閉まるタイプですね。上の写真だと建具で金属の引手がついている部分がありますがこちらを戸先トサキ、ついていない部分が戸尻トジリと呼ばれていますがその両方にソフトクローズがついているのが一般的です。

あとはコンビニや公共施設についているようなオートクローズという手を離すと勝手に閉まってくれるもの。最近は小型のものも出てきているのでそんなにレールも大きくはないです。デメリットとしては勝手に閉まるので開けっ放しにしにくいことと、慣れると他のところで閉めるのを忘れることですね。

連動引戸というものもあり、これはストッパーを一部しか扉につけずに一枚の扉を引くと全部ついてくるものもあります。こちらは下にピボットという出っ張り金具が無くても4枚の引戸を出せなくはないので床がすっきりします。デメリットは場所によっては一部だけしまうことができなかったり状況によっていろいろ制限がでることがあります。

ストッパーをトサキだけにしてトジリはしないこともあります。これはストッパー付けてしまうと開けた先の収納が使いずらくなるときですね。今回の施工写真では手前2枚はストッパー中央でついていますが、これを無くすと手前の引戸は右か左に寄せることができるので右半分や左半分が開くようにできるということですね。今回していない理由はストッパーついていないと中央で止めるのが自分の目で見ながらなんとなく中央に合わせなくてはいけないのと手が少し当たるとすぐずれるのがわずらわしいからです。

というわけで写真の解説です。

主要材化粧版
引手アイアン
ソフトクローズ上吊金具
tenji
キッチンの4枚の引違の引き戸で一枚が1000x2400ぐらいなので大きいですね。
上吊になっているので下の部分にレールが出ず、扉を寄せた時に下がスッキリします。
レールはソフトクローズでゆっくり閉まるようになっていて引手の部分は特注のアイアンで梨地のように少しざらつかせています。

扉の柄は大柄で遠くから見た時にインパクトがある柄になっています。
これだけ見ると派手ですが、キッチンや照明、床も合わせるとバランスのいい派手さになっているのではないかと思います。

この部分は収納や冷蔵庫が入っていて来客時は閉めることができます。オープンキッチンの場合、ストック分や冷蔵庫などは見せない方がきれいなので。

解説以上でした。


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