[特注家具 東京]
2023年07月04日
【動画】オーダー引戸収納と引戸について
特注家具
youtube https://youtu.be/KAd7O-fLzfM
主要材ウォルナット柄化粧板引手アイアン
ウォルナット柄化粧板の収納ですね。扉は大扉の2枚引き戸中央に特注アイアンの掘り込み引手をつけています。内装は白の化粧板で可動棚付。引き戸はフラット引戸という変わった金物を使用しています。
以上解説でした。
というわけで今回は動画載せてみました。ちなみに取り付けは私です。使い勝手とか閉まり具合や大きさなど写真だとわかりにくい部分もあるので動画撮っておいてよかったらどうぞ。高評価つけてください。
今回はフラット引戸もそうですが引き戸について書いていきます。
まず引き戸というのは開け方の種類といっていいと思いますが、ざっくりいうと横にスライドさせて開ける方法です。他には手前に開くようにする扉タイプであったり、扉が折れる折れ戸タイプ、中に内箱と付ける引出などいろいろ生活しているとみているかと思います。
引戸は昔は食器棚とかが多かったですね。あとは和室とか。そんなわけで引き戸というと和風っぽいもしくは古いようなイメージがある人も多いです。欧米では確かに開き扉と引出の方が一般的なので引き戸多用するというと和室っぽいというイメージもあります。これは単純に引き戸が難しいという点もあるかなとも思います。引戸のデメリットは板が反ると開かなくなるという問題や、箱の上下の高さと扉の上下の高さが合わなくなると開かない、または扉が脱落する問題がありました。
扉の方がある程度反っていても開くため引き戸はあまりなかったのかなと考えます。なぜ日本でこれが一般的だったかというと一つは地震の問題。今は耐震ラッチが一般的なったので開き扉でも地震には強いですが、昔は開き扉よりも引き戸の方が耐震性能が高かったことがあります。
次に家具の奥行と家の広さという問題。日本の昔の家具は通常奥行が深いです。奥行が深いということは例えば60センチの家具で扉の幅が50センチという家具があった場合扉を開けると1メートル10センチ以上家の中にスペースが必要になります。スペースの問題でも引き戸の方が優位だったということもあるかなと思います。
基本的な耐震性が高くて、手前にダイニングテーブルやベッドなど動かしにくいものがあっても開きますし、開く分のスペースもほとんど確保する必要が無いということで、引き戸は今の都内の住宅環境にはあっている気がします。